「ね、いいでしょ?来るもの拒まずの蓮じゃなかったっけ?」 女は俺に更に顔を近づけてきた。 うっ...。 また鼻を刺す臭い。 「あぁ。じゃあ、あそこのホテルでいいか?」 そういって指差した。 俺、今あやうく断るところだったぞ。 なに、愛にペース乱されてんだよ。 確かに恋したかったけど性欲は抑えられないからな。 「Ok、早くいこ?」 美穂は満足したように微笑んで歩き出した。 所詮おれってこんなもの。