好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕


「淳が…なんで?」

「淳が俺に、お前にちょっかい出さないようにって釘を刺しに来たんだよ」

「な、なんでそんなこと?」

「俺が聞きたいよ。お前のほうが俺を馬鹿にしにちょくちょく来てるのに」


馬鹿にしに?


違う!


「私は…たまたま学校の近くだから…コンビニを利用しているだけじゃないの」

それも違う…けど。

「とにかくさ、淳に誤解されちゃうから。あまりコンビニに来てほしくないんだわ」