廊下に並び終えた時奈緒美はまた気付いた。優稀と奈緒美は優稀の方がちょっと背が高かった。しかも優稀と奈緒美は隣。『まさかこれって神様がくれたもの?もしそうだとしたら奈緒美はどうしたらいいのかな。』奈緒美の頭の中でいろんな事が思い浮かんだ。そして奈緒美は決めた!!『よーし山崎優稀は奈緒美の一生の彼.世界で一番の彼にしてやるー。』そう思った瞬間何だかワクワクしてきた。
‐入学式‐
入学式が始まっても優稀への気持ちがおさまらず「はいっ。」と返事をする所を返事しわすれた…。校長先生がもう一度名前を呼ぶと奈緒美は顔を真っ赤に染めて小さい声で「はぃ…。」と言った。それぐらい優稀の事を思っていた。この時奈緒美はふと思った。『一人を思うと不思議なほど一人を思っちゃうんだな。』と…