僕はベッドから起きあがった。右腕と脇腹に激痛が走る。 「うっ…!」 刑事さんは痛がる僕を見て静かにこう言った。 「安静にしていなさい。そしてこれから質問する事をよく聞いて答えてくれ」 僕は再びベッドに横になり、小さく頷いた。 「こんな事を目覚めたばかりの君に聞くのはどうかと思うのだが……。君はこの病院に来る前の事を覚えているかい?」 僕はあの悪魔の事を思い出した。