・+◇【短編】White love letter


「それでね‥‥今日小春ちゃんを呼んだのには別の理由があるの。」



そう言うと、蒼井さんは少し真剣な表情になりました。



「あの子ね、あまりに長い間入院してたから、新しい病院に移る前に、一日だけ外出許可を出す事にしたの。


そしてね、その日は葉月の誕生日でもあるんだけど‥‥‥小春ちゃんが一緒に居てくれないかなって思ってるのよ」




「私が‥ですか?」


「そう。小春ちゃんにお願いしたいの。」





「でも‥‥そんな大切な日に、葉月は私と居ていいんですか?」



私の問いに蒼井さんは少し嬉しそうに話しました。

「葉月はね‥‥あなたが来てから、なんだか変わって、すごく楽しそうなのよ。」




「えっ?」








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