「じゃあ、おやすみ。」


「うん。……って、秀は女の子とこれからでしょ?」


「あっ!!バレてたか。何で分るんだよ?」


「秀の行動パターンからいって、ヤラずに寝るわけがない!!」


淡々としながらも、ハッキリと答えた。


「バレてる!!なんか、オレ…今からやってきますって言ってるみたいじゃん?」


「違うの?!」


ビックリして思わず突っ込んじゃった。


「唯ちゃんの想像通りです。」


恐縮そうな声。


「じゃあ、頑張ってね。…ん?頑張ってねもオカシイか。」


「頑張る事って言えば…間違いじゃないな。」


「そ……そうだよね。」


頭の中で想像してしまった。


「それじゃ、明日な。頑張ってくるか!!」


なんて冗談言うから、二人で笑いながら電話を切った。


泣き疲れていたのか?


そのまますぐに寝ることが出来た。