夜まで尚吾の部屋にいたけど、尚吾は戻ってこなかった。


やっぱり、連絡も来なくて…。



----その日の夜。



約束通り、ミュウ達と『G』のいつもの部屋に集まっていた。


だけど、尚吾とは話していない。


なんか、気まずくて…。


尚吾からも、話し掛けてはこなかった。


それに、ミュウと楽しそうに話してて。


あたしが割り込むのも悪い気がしたから。


ブルルル…

ブルルル…


ポケットの中の携帯を取り出すと、秀からメールを受信してる。


それなのに、秀はポーカーフェイス。


目の前にいるのに、なんでメールなんかしてくるかな?


不思議に思いながらも、メールを開いてみた。


『件名  ごめん

本文-----

尚吾に悪いからメールした。

話がある。

外に来てくれ。』


話ってナニ??


意味は分らなかったけど


『件名  分った

本文----

了解。』


…送信。


メールを受信すると同時に、携帯を見ながら部屋から出て行った。


秀が出て行って2~3分。


あたしも携帯を見ながら外に出て行った。


ドアを開けると、壁にもたれながら不機嫌そうに秀が立ってる。