操られてるみたいに、体が勝手に部屋に入ってしまう。
何かに引っ張られているような感覚。
心臓はバクバクと脈打ってる。
「こんな時間に寝られないのか?」
まるで、夢でも見ているかのよう。
昔の優しいお兄ちゃんがここにいる。
今までの事が悪夢でしかなかったかのよう。
「降りてきたら、電気ついてたから。」
「心配させてちゃったかな?ちょっと調べ物してただけだから。」
「あっ…邪魔してごめん。」
「大丈夫だよ。」
優しく髪を撫でた。
どうして急に別人みたいに変わっちゃったの?
「お兄ちゃん。なんで怒らないの?」
「怒る意味が分からないよ。紗羽は、お兄ちゃんが嫌いでいなくなったワケじゃないだろ?」
そう言うお兄ちゃんの顔を見た時、全身に悪寒が走った。
…目が笑ってない。
「これ以上お邪魔しちゃ悪いから、もう寝るね。」
部屋を出ようとした途端、バタンと後ろからお兄ちゃんがドアを閉めた。
「久し振りに帰って来たのに、そのまま寝ちゃうんだ。」
怖くて振り返れない。
「だって…調べ物の邪魔しちゃ悪いから。」
多分…声は震えてる。
何かに引っ張られているような感覚。
心臓はバクバクと脈打ってる。
「こんな時間に寝られないのか?」
まるで、夢でも見ているかのよう。
昔の優しいお兄ちゃんがここにいる。
今までの事が悪夢でしかなかったかのよう。
「降りてきたら、電気ついてたから。」
「心配させてちゃったかな?ちょっと調べ物してただけだから。」
「あっ…邪魔してごめん。」
「大丈夫だよ。」
優しく髪を撫でた。
どうして急に別人みたいに変わっちゃったの?
「お兄ちゃん。なんで怒らないの?」
「怒る意味が分からないよ。紗羽は、お兄ちゃんが嫌いでいなくなったワケじゃないだろ?」
そう言うお兄ちゃんの顔を見た時、全身に悪寒が走った。
…目が笑ってない。
「これ以上お邪魔しちゃ悪いから、もう寝るね。」
部屋を出ようとした途端、バタンと後ろからお兄ちゃんがドアを閉めた。
「久し振りに帰って来たのに、そのまま寝ちゃうんだ。」
怖くて振り返れない。
「だって…調べ物の邪魔しちゃ悪いから。」
多分…声は震えてる。



