いけないのは分ってる。


それでも、激しく求め合わずにいられない。


今まで押し殺してきた、お互いの気持以上に。



それは優しく暖かく力強く。


体の奥まで熱くなって。


ひとつに繋がる喜び…。



毎日隠れながら。


お兄ちゃんの激しいキスと同時に、頭の中が真っ白になって…。


そこから先の記憶なんてない。


ただ、あたしの中でお兄ちゃんを感じる。


指も舌も呼吸ひとつが体にかかるだけでも。


お兄ちゃんの全てに反応する。


お兄ちゃんの熱さと激しさと。


優しくゆっくり細胞が求めるように。


終わりなんて見えなかった。


お兄ちゃんがあたしの中で広がって、いっぱいになる度にお兄ちゃんの愛を感じた。