「今日、秀があたしの泊まってる所に来たの。その時、この間のお礼で頼んだら、尚吾に頼めって言われたから…。」


「なぁにぃいいいい~??秀の奴、オレすら招待されてないのに!!!!」


泣きそうな顔をして絶叫した。


「別に招待なんかしてないし。勝手に調べて来ただけだよ。」


ブツブツと、つぶやくように言った。


「調べただぁ~?ヤツは、ストーカーかよ?!」


眉間にシワを寄せながら首をかしげてる。


「尚吾も人のこと言えないと思うんだけど…。どこにでも現れるし。」


「それは、秀の携帯に情報入ってくるから。アイツ女関係だけじゃなく、知り合い多いからな。」


「ふ~ん。」


だから、この間の女の子の事も調べられたんだ。



タァタァタ~

タァタァタ~



尚吾の携帯が鳴った。


「亮太が女の子5人紹介しろだって。」


着信画面を見ながら、ふて腐れた顔をしてる。


「いいよ。5人でいいんでしょ?」


軽く答えた。


「どうして、秀や亮太とかには優しいかな?」


「別に優しいとかそんなんじゃないよ…。」


「だって秀はホテルに招待されて、亮太は女の子5人も紹介されてさぁ。」


イジけ始めちゃった。


「秀は、勝手に調べて来ちゃったし、亮太は身分証作ってくれるから。だったら、女の子紹介しましょうか?」


嫌味ったらしく言ってやった。