「そして今日、男の子と女の子は対決するのです」








「男の子は長年の恋心を死という形でなくすために、そして死ぬ気で勝負してちょっとでも家族を殺した女の子に復讐するために、死んでもいい。ちょっとでも女の子の心に傷が入ったり覚えていてもらえるなら・・・その男の子はそう思っています」








「女の子は大切なお友達を男の子に殺すと脅されました。女の子は友達を守るために来た」






「男の子は女の子に人を殺す罪について知ってほしい・・・と思っています。俺もたくさんの罪を犯してきたけど罪の重さは分かっている。美里お前も分かってるのに・・・・・もうやめないか・・・?今日で終わりにしないか?俺たちはまだ高校生なのに罪を犯しすぎた。」





「あぁ・・・ぁ・・陽炎・・・思い出した




 あなたの本当の名前は廉?」






「そうだよ。俺たちは若いのに仮名まで使って自分を偽り生きてきた。そして自分の人生、他人の人生も奪ってきたよな。もうそろそろ終わらないか?」