ふたりの総長〜恋を知る〜

「あーあ、先に来たのハズレの方かよ。」



「ハズレ?」


「蝶華の副総長の名前分かんねぇから、家族のグループ以外に登録されてた男2人にメール送ったんだよ。」



そう言えば知らねぇアドレス表示されてたな。



「せっかく頑張って強面の男集めたみてぇだが残念だったな?俺たちが相手じゃお前らに勝ち目はねぇよ。」


烏間は勝ち誇ったように笑う。



どうやら本気で俺の正体に気付いてねぇみたいだ。



「勝手に言ってろ。」



俺はフッと笑った。