「凜夏、あたしもそうだと思うの。総長がそんなんだったら下のものに示しがつかない。」




「・・・・」




「恋と総長の両方が無理なら、どっちか1つに決めなさい。じゃあ、おやすみ。」




パタンと閉まったドアを見つめ、あたしは床にしゃがみこんだ。



胸が痛い。苦しい。




さっき石山くんに振られて、今お父さん達に非難されて。




2つの辛い出来事があたしの心を痛めつける。





どっちか1つ選ぶならあたしはーーーー…