石山君と付き合って、早いもので4ヶ月も経った。



そしてあと2日でクリスマスと、付き合って5ヶ月の記念日がくる。
それが待ち遠しくて顔はニヤけっぱなし。




「凜夏、お前最近総長らしくねぇぞ」




あたしの顔を覗き込むように、悠基が険しい顔付きで言ってきた。




「そんなこと言われたって、今幸せなんだもーん。」




石山君とラブラブなあたしは悠基の話なんてどうでも良かった。
2日後のことで頭がいっぱいだったから。




「はぁー。どうなっても知らねぇからな。」




ため息をついた悠基は、ソファーに座りパソコンの電源を入れた。





今思えば、この時の悠基の話をちゃんと聞いとけば
あんなことにならなかったかもしれない。