ふたりの総長〜恋を知る〜

「出たよ……」


石山君の部屋のドアから控え目に声をかけた。


「あぁ。適当に座ってて」


石山君は一瞬あたしの方を見て、そっけなく言った。


「うん」



あたしの横を通るときも、決してあたしの方を見ようとしない。


そんなにあたしの格好変なのかな……?
石山君がいなくなった部屋であたしは今一度、自分の格好を見た。


折らない方がいいのかな?
試しに右半身だけ折らないでみた。


やっぱり折らない方が不格好だよ。
あたしはどう折ったら変じゃなくなるか、いろんな折り方を試した。