ふたりの総長〜恋を知る〜

部屋に着くとあたしはノックもせず扉を開けた。



「誰だ・・・黒崎」



ノックもせずにドアが開いたことに苛立ったような石山君だが、あたしを見て目を見開いた。



「なんでお前がここに・・・」



「事故に遭ったって聞いて・・・。怪我は?大丈夫なの?」



「あぁ。腕骨折しただけ。」


そう言ってギプスがされた腕をあたしに見せた。



「骨折だけ・・・?でも、入院したって・・・」



「あー、入院は確かにしたけど。検査入院。」


「もっと長く入院するように勧められたって・・・」


「確かにそう言われたけど、腕の骨折だけなら家でも問題ないだろ?専属の医者も家にはいるし。」



その言葉を聞いてあたしは全身の力が抜け、その場に座り込んだ。