それにもし石山君のことが今も好きだと思っても、いったい何になるの?


どうせ最後にはまた嫌われる。
捨てられるんだ。


傷つくのはあたしだけ。





「そっか・・・」


「あたし寝るから。」


あたしは悠基に背を向けて目を閉じた。



しばらく動きを見せなかった悠基だが、しばらくしてパソコンのキーボードを打つ音が聞こえてきた。



キーボードを打つ音を聞いていると、あたしはいつの間にか眠りについていた。