短編集



教室へ行き、五分間の休憩をとるとすぐに係りなどを決め始めた。自己紹介は明日やるらしい。と言っても先生だけは自己紹介をする。

「我が校への入学おめでとう。一年間クラスの担任を任された、黒城 海斗だ。教科は保健と生物。よろしく、お前らの自己紹介はまた今度だな。とりあえず係りと委員会決めるぞ~」

なんていうか、イケメンだった。少し無愛想だが、先生にしては若いと思う。なんかやる気ない感じが出ているが、どこかしっかりしているイメージがある。学校なのに白衣を着ているのが不思議に思えたが。

「とりあえず、委員長と副委員長決めるぞ~。決めた聖鐘院の二人でやれ。異論は認めない」

えっ。ちょま、勝手に!?しかも異論は認めないのか!?
周りの奴らもまぁ妥当だよなーとが言い始めてるし。

「わかりました~やらせてもらいまーす」

桜もノリノリじゃねーか。という訳で委員長になりました。はい。
そこからも先生の独断で委員会、係りが決まっていった。特に文句も出なかったことには驚かされたが、勢いに負けたのだろう。

「よし、次官が余った。質問あったら聞いてくれ~答えるぞ。無いなら時間まで話してなー」