短編集

何だろこの沈黙。

私何か悪いこといっっけ?

唯が酸素を吸い込み始めた。

そして叫んだ。

「えええぇぇえぇえぇぇっ!!」

うるさい。

耳がきーんってなるよ。

「うるさい。」

「黙っていられるもんですか!二人で?遊園地?デートじゃん!なんで依紗那が?」

「副委員長押しつけたおわび?」

「おわび?むしろわびるのは依紗那でしょ!?」

意味がわからない。

何で私が?

「あと私が『ゆうえんち』に行ったことないから」

「え?ちょ、え?ないの?」

「うん。そのこと話したら絶対行くべきだって暁君が」

すると唯が手をどけて、ぽんぽんと私の右肩をたたき、

「行ってこい。そして楽しんできな。」

と遠い目をされていわれた。

もう意味わからない・・・。

「服もしっかりしないとね」

「いつもの服で行くつもりだけど?あれしかないし」

「いつものってあれ!?ダメだ!今から買い行くよ!」

「ちょ。」

唯に引っ張られ、服屋に連れていかれいろいろ買わされた。