「 アゲハ 」 「 ・・はい 」 「 どこに行く気だった? 」 低い、怒りを露にした声が 私のすぐ後ろで聞こえた。 靴を脱いで私の後ろに立つと 手に持っていたコンビニの袋を 落として、 「 んっ・・・! 」 肩を掴まれて、無理矢理 彼の方に向かされて 噛み付くようなキスをされた。 「 っ・・・んん 」 息が苦しくなって口を開けると 途端に入ってくる舌が 呼吸の邪魔をする。