「 いっ・・・ 」 ”痛い”と私が背中を 押さえようと手を伸ばすと それより先に彼が手をあてて 「 ごめんな 」 ”痛いよな”と 私の背中を気遣うように クッションを挟んで もう一度、私の顔を見た。 「 ・・・嫌な、夢でも見た? 」 頬に手を添えられて やっぱり意味が分からなくて 私は首を傾げる。 「 泣くなよ・・ 」 そう言って、目元にキスを 落とされた。