「 好き、龍一・・・ 」 「 俺も、愛してる 」 優しいキスも、強い力も、 震えた指先も。 私を守ってくれるこの人が 誰よりも、何よりも大切で・・─────── 「 戻るか? 」 「 ・・・うん 」 繋いだ手が離れないように、 二人が、永遠に幸せで居られますように。 雲の隙間から覗く太陽に向かって そんなことを心の中で願った。