「 私・・・ッ 」





私を、助けたせいで。






追い詰められてボロボロだったのに、
そんな状態で、私を助けて
なんともないわけがない。








「 龍一がいなくなったら・・・・ 」






”生きていけない”






ボロボロと目から零れ落ちる涙は
枕を濡らして、私に視線を戻した
優斗さんは







「 何で、肝心なところでそうやって
  折れるんだよ! 」






涙で濡れた瞳を伏せて、
私を叱った。