「「 美優 」」


「 美優ちゃん 」








三人の横に並びながら
呆然と三人を見ていたら
私を抱きしめていた龍一の腕に
ぎゅっ、と力が入って
三人が私を見た。






「 行くぞ 」


「 ・・・ッ、うん 」






龍一の温もりに再度涙を流すと
”泣き過ぎだ”って指で涙を
拭われた。