過ぎ去る景色を呆然と眺めながら 私はぐちゃぐちゃになっていた 頭の中を整理した。 二人に言いたいこと。 私がしたいこと。 決めたこと。 それから、 ──────────私の、大切な人。 長いようで、数にすると 短いような日々の中で、 自己嫌悪に陥っていたあのときの 不安なんかはいつの間にか消え去って 私の頭の中はその人のことでいっぱいで。 何度救われてるんだろう。 もう何度も救われて、 私はここに居られる。 今度は、私が────────・・