ガチャッ・・・ 「 食えるか? 」 ”適当に作ったけど” 窓に向けていた視線を龍一に 向けて、頷いた。 スプーンを片手に龍一の 用意してくれたお粥を 口に含む。 「 ありがとう 」 ─────今まで。 「 別に 」 ごめんなさい。 泣きそうになるのをぐっ、と 堪えて、彼の作ったお粥を 口に運んだ。