「 丸々一日寝やがって 」 「 へ? 」 「 昨日の約束、果たしにきた 」 ”さっき”じゃなくて ”昨日”。 私は一日中寝ていたらしく 一輝は龍一に私を託して帰ったらしい。 「 目、冷やせって言っといたんだけど 」 真っ赤な私の目を見て、笑ったあと すっ、と私の耳元に口を寄せた。 『 今夜、迎えに来るから 』 チュ、と耳にキスをして、 呆けた私をおいて、窓から出て行った。