「 ……お風呂 」 “お風呂入りたい” 私を見る彼の目が 大きく見開いた。 掠れた声。 思ったより声が 出なくて、思わず 喉に手をあてた。 一輝も驚いていたけど 少し間をあけて頷くと 「 ちょっと待ってて 」 私の頭を撫でて 部屋から出ていった。