「あ、部屋はあそこだから」 と、 私は、2階の私の部屋の横を指差した。 言うの忘れてた…。 「分かった、サンキュ」 「はいはい」 どうせ、今日一晩“だけ”一緒の家にいればいいだけ! 一晩寝れば、明日には ハイさようなら! なんだから! 我慢するんだ、愛花。 なんて…自分に言うなんて痛い奴。