『俺に惚れろよ


―ドキッ!!!


わ…わたし……』



―バタンッ!

私はバタンッと勢いよく、本を閉じた。





そして、
第一声の言葉は…




「キモッ!!」






さっき読んでいた、その本の内容を思い出すだけで顔が苦々しく歪む。




普通の人なら
おお!いい感じ!!

とでも思うかもしれないけど




『俺に惚れろよ
―ドキッ!!!』??

ドキッ!!!

じゃなくて私は

ゾワッ!!です。