炭酸が抜けてしまうことはない。 このカードと、この胸の中のドキドキが 泡のようになり、一生私の中に残るんだ。 大好きなつばさ君。 きっとまた明日もつばさ君を好きなままかもしれない。 水泳教室をやめても、まだつばさ君を忘れられないかもしれない。 でも、私は後悔しない。 人生で初めて、こんな気持ちを知ったこの大事な初恋を、永遠に忘れない。 私は、メッセージカードを 宝物箱にそっと入れた。 この『大好き』とともに… ~ おわり ~