無邪気に走り回る低学年の子供達を、追いかけまわすつばさ君を、ずっと目で追っていた。 私の名前を覚えていてくれたことだけで、 今夜の私は大満足だった。 つばさ君は、誰かに恋をしているのかな。 私がつばさ君にドキドキするように つばさ君も誰かにドキドキして、眠れなくなったりするのかな。 つばさ君は大人。 私は子供。