「(あいつに……明日、告白するんだ)」


空いた右手をぎゅっと握り締め、小さく息を吐いた。

告白のことを考えただけで手がじんわりと汗ばみ、動機が激しくなる。

…い、今からこんな調子で俺大丈夫か…!?

心臓はばくばくとうるさいし、あいつのこと考えただけで…こんなにも…


「さーさのっ!」


ぽんっ


「うわああああ!!!!」


突然肩に手を置かれ、驚きのあまり身体が跳ね上がった。

だだだだだ誰だ…!!


「うおーびっくりしたー!お前声でかいよー」

「…ひ、ひら、さか…!」


さっそくクラスメイトに遭遇したああああ!!!