「関係ねぇだろ!?」

「関係あるわよ!!あんたが弱ってると、私の勉強誰が教えるのよ?こっちが怒られるのよ!?宗一さんにもあんたの事頼まれてるし、…あと」

私はぐぃっと和泉を見据えて言った。


「これでも家族なの、なったのよ!!私とあんたは、」

和泉は目を見開いた。
そして、ははっと笑うと和泉が言った。


「認めないんじゃなかったのか?」

「そんな子供じゃないわよ、助けてくれたし」
「ふーん」
「ありがとね」

振り向いて、和泉に言った。あ、れ?顔、近い。

「…」

ふいに重なったモノに私は理解できず目をしばたかせた。