帰りの電車に揺られていると、和泉のブレスレットが目に入った。羽津と同じ無骨なデザインで、透明な石がちらりと動く。
あれ?
「千亜のだけなんだね」
「何がだ?」
「千亜の端っこだけ白っぽくなってたから」
ブレスレットの石を私は指差すと、和泉は怪訝な顔をした。
私、なんか変なこと言ったか?
「ヤバい…かな。…このまま、学園に向かうぞ」
「え、なんで…?」
「石が白っぽくなる時は、危険が差し迫ってる事を意味するんだ、石は契約者の命を表すから」
ふと電車の外を見ると、夕暮れは消え空は暗くなっていた。
不安が胸に渦巻いていた。
ー…
アイリスは違和感を感じ目を覚ました。何かがおかしい。
この図書館に縛られてからあまり自由の利かない身体にめんどくささを感じながら、身体を現した。
微かな、けれどはっきりと伝わってくるざわめき。
「…!!」
あれ?
「千亜のだけなんだね」
「何がだ?」
「千亜の端っこだけ白っぽくなってたから」
ブレスレットの石を私は指差すと、和泉は怪訝な顔をした。
私、なんか変なこと言ったか?
「ヤバい…かな。…このまま、学園に向かうぞ」
「え、なんで…?」
「石が白っぽくなる時は、危険が差し迫ってる事を意味するんだ、石は契約者の命を表すから」
ふと電車の外を見ると、夕暮れは消え空は暗くなっていた。
不安が胸に渦巻いていた。
ー…
アイリスは違和感を感じ目を覚ました。何かがおかしい。
この図書館に縛られてからあまり自由の利かない身体にめんどくささを感じながら、身体を現した。
微かな、けれどはっきりと伝わってくるざわめき。
「…!!」


