「森田さーん」 名前を呼ばれて振り返るとそこにいたのは同じ学部の新藤さんだった 「どうしたの?」 「森田さんのこと呼んできてほしいって言われたんだけど」 彼女が指さす方を見てみるけどそこには誰の姿もない 「?…ありがとう」 とりあえずお礼を言って彼女が示した方へ歩みを進める 姿を探しながら歩いていると、いきなり誰かに腕を引っ張られた そのまま普段人が通らない廊下の隅に連れていかれた .