実夕に近づくにつれ、高まる鼓動 実夕も俺に気づき、少し挙動不審になっていた 「ねぇ~、慎?」 急に聴こえてきた甘ったるい声に、俺は背筋が凍る思いだった もちろん実夕は寺田の存在に気づいている ちらちらと彼女を横目で見ながら、俺に近づいてくる実夕 .