『過去に縛られないで』って言ったのは私なのに、縛られていたのは私の方だった 目をつぶれば、また体が震えだす 慎のことは好きだけど、これ以上続けていく自信はなかった あの事件が起こる前の私には、もう戻れない 私といる以上、慎にも重荷を背負わせてしまう .