「あー恋がしたいもんだ。」 「まずは、好きな人からだね。」 優子と恵美が頷き合う。 「…それができないから、苦労してるんでしょ!」 私が呆れていうと、 「桜も、いつまでも彼女のいる男を追いかけてないで。新しく見つけようとしないと。」 私の中学すべてを、私は彼に捧げた。 初めて見た瞬間から 私は恋に落ちた。 深い眠りから彼に起こされたように、私は彼が愛しい。