えっ……??
いきなり陽生に突き飛ばされた。
「なに、いきなり___」
途中で言葉が出なくなった。
陽生が私を突き飛ばしたのは、
上から花瓶が落ちてきたから。
その花瓶は、地面に落ちたせいで粉々になっていた。
「大丈夫かっ!?」
「えっ、うん。陽生は…?」
陽生、腕から血………。
多分、私をかばったからだよね。
陽生の腕は、ガラスの破片で切れていた。
ワイシャツに滲む血。
「こんくらい平気。」
「……ダメだよ、保健室行こ?」
「いい。とにかく帰るぞ。」
陽生は、怪我をしていない左手で私の手を掴み、歩いていく。


