そして、瑠璃の家。 この家は不用心だから、いつも鍵があいている。 試しにドアを開けてみる。 ほらっ、開いた。 寝ている瑠璃を起こすのは可哀想なので、ゆっくり音をたてないように家へ入った。 瑠璃の部屋の前に行くと、誰かと喋っているようだった。 この家誰もいないよな? 今、昼休みだし相川とか。 そう思っていた俺の耳に意外な人物の名前が入る。 『桃にぃ』 俺の兄貴、桃矢の事だ。 でも、なんで桃矢が? 俺は、瑠璃の部屋の前で電話が終わるのを待った。