私は、呆然と立ち尽くすしかなかった。 しばらくすると梨央ちゃんは、帰っていった。 やっと家へ帰れる。 そう思い、陽生の家を通ろうとした時 「瑠璃?」 急に声が聞こえる。 それは、出来れば今一番、会いたくない人だった。 「は、るき……。」 「帰り遅いじゃん。」 「未海ん家に、いたから……。」 上手く喋れない……。 「もう、7時になるから。俺も一緒に行こうか?」 「だ、大丈夫だから……。」 「本当に?」 「うん。」