「着替え忘れたんだよ。そこにあるの取って。」


指差された方にあった着替えを、思いきり投げつける。


「おわっ!相変わらず乱暴だな。」


「うるさいっ。早くして。」



はいはいと言いながら、バスルームに戻っていく。



陽生じゃないみたいだった。



改めて、陽生はもういい男なんだと実感した。




すると、突然睡魔に襲われる。



私の意識は、そこで途切れた……。