キャミソールの肩紐がゆっくり下ろされる。 もう抵抗しても無駄なのかな? 私は、諦めて目を瞑った。 陽生…… やっぱり浮かんでくるのは陽生の顔で。 「やぁっ!」 でも、こんな声も 今の男の人には興奮材料。 首に生暖かい息がかかって、思わず鳥肌がたった。 「瑠璃っ!」 突然開くドアと、 大好きな彼の声、 「っ……はる!」