そういえば、コンビニ行くときに雲行き怪しかったな。




だんだん激しさを増す雨の音。



「陽生ー、お風呂入っていいよ。」


風呂から出てきた瑠璃が言う。


「いやっ、まだいいや。」


「そう。てか、雨降ってるの?いつから?」


『さっき』と言おうとした瞬間、
凄まじい音の雷が。



「きゃあぁ~!!!」


瑠璃は、耳を塞いでその場に座りこむ。



こいつ、まだ雷嫌いだったのかよ。



瑠璃は、昔から雷が嫌いだ。


それに、もし『停電』にでもなったら……。