「陽生、陽生ー!!!!」




母親のうるさい声。




自分の部屋から出て、下へ向かう。




そこには、



泣き崩れた瑠璃の母親の姿が。



「……蒼くんが、刺されたそうよ。」




その言葉を聞いて、頭が真っ白になった。






俺たちは、急いで病院に向かった。



親父と兄貴も、すぐに来るそうだ。






病院に着くと、手術室の前へ案内された。




「ご家族の方ですか。先程、お姉さまが倒れまして……。」



瑠璃が…?