ひとりになった屋上は、とても静かだった。 今は、授業中。 静かなのも当然だ。 広い屋上に仰向けになって寝転んだ。 そこには、果てしなく続く空。 「瑠璃、 なにがあっても、俺が守ってみせるから……。」 そんな独り言は、広い空にしか聞こえなかった。