シーンと静まりかえる。 聞こえるのは、知夏の寝息だけ。 「…ごめん……。」 俺は、一言そう言って日向の家から出ていった。 携帯に目をやると、時刻は10時を回っていた。 まぁ、いいか。 とりあえず、家の近所の公園へ行った。