「瑠璃、遅いー。」 「……ハァ…ごめ…ん。」 「そんなに急がなくてよかったのに。」 「だって、桃にぃ待ってると思ったから。」 「じゃあ、行きますか?」 そう言って、車を開けて私を乗せてくれた。 昔からそうだった。 桃にぃは、紳士的で優しい人。 陽生は、不器用って感じ。 てゆーか、桃にぃ…。 一年ぶりに見た。 全く、相変わらずかっこいいよね。 天王寺家の遺伝子分けてよ。