「いやっ、やっぱり許せない! 私、天王寺のところ行ってくる!!!」 「あっ、未海!」 未海は、保健室から出ていってしまった。 こうなった未海は、だれにも止めることができない……。 私の為に、ここまでしてくれる未海。 本当にありがたい。 けど、 陽生を殴っちゃだめだよ……。 未海なら、やりかねない。 そこが一番心配だった。